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【モード解説】ランクル250のトランスファーギヤ「H4」「L4」って何?「H4H」「H4L」「L4L」「H2」も解説

ランクル250をはじめランドクルーザー系は結構オフロード関連のモード切り替えボタンやレバー類が多くてしんどいですね。

特に目につくのが「H4」「L4」、ガソリン車だと「H4H」「H4L」「L4L」とかもはや意味不明。

調べてみる「トランスファーギヤ」の切り替えスイッチとのことです。

トランスファーギヤとは、四輪駆動車の前輪と後輪へ駆動力を配分するギヤのようです。

ペーパードライバー的にはほぼ分からない用語ばかりですので、調べたことを備忘録的に記録しておきます。

トランスファーギヤ「H4」「L4」とは?

手前にはランクルお得意のオフロードに関する設定ボタンです。

左レバーのトランスファーギヤ選択により、4輪駆動の前後トルク配分を変更できます。2輪駆動の選択はできない様です。

ディーゼル車は「H4」「L4」のみで、ガソリン車(VXのみ設定)は「H4F」「H4L」「L4L」の3モードが選択できます。

  • H4:ハイレンジ 4WD→標準
  • L4:ローレンジ 4WD→悪路用

ハイレンジという言葉があるように、H4だと高速域に向いています。一方の、ローレンジの場合は低い速度域を出すことに特化したギアレンジということになります。

通常は「H4」で、高いギヤを使って走行しますので高速走行時に燃費が良くなります。

「L4」は低いギヤを使ってパワーを出すモードですので、悪路や牽引時にに入れるイメージでしょうか。

ランドクルーザー70

上の写真のランクル70には「H2」がありました。

こちらは「ハイレンジ 2WD」ということで二輪駆動となります。

4WDよりも燃費が良くなりますので、通常の舗装路を走行する時は2WDにすると良い様です。

「H4H」「H4L」「L4L」とは?

ランドクルーザープラド150

上の写真はランドクルーザープラド150のTXグレード、ガソリン車のインパネにあるダイヤル式のモード切り替えスイッチです。

これは難易度高めです。

H4の後にFとかLとかつき始めました。

ランクル250のガソリン車ではこのモード選択になります。

各モードを解説すると以下の様になります。

  • H4F:ハイレンジ 4WD センターデフフリー→標準モード
  • H4L:ハイレンジ 4WD センターデフロック→悪路モード
  • L4L:ローレンジ 4WD センターデフロック→もっと悪路モード

普段は「H4F」しか使いません。

都市部に住んでいたら「L4L」なんてまず使わない様ですね。

ランクル250のセンターコンソール

ランクル250のセンターコンソールを見ていきましょう。

シフトレバーは大きなレバータイプです。運転席からちょうどいい高さにあります。

パーキングは電動パーキングブレーキでランクル70のようなサイドブレーキレバーはありません。

こちらシフトレバーをPポジションに入れると自動的にパーキングも入るようになっている「オート機能」付きです。P以外に入れると自動でパーキングブレーキが解除されます。

先日クラウンクロスオーバーに試乗した際もこのオート機能がついていまして、戸惑いました。電動パーキングボタンを押しても引いても何も反応がありません。そういうもんかと知ってないと不安な機能かと思いますが、慣れれば一操作が減って便利でしょう。もちろんオート機能の解除もできます。

その下は「HOLD(ブレーキホールド)」機能のオンオフスイッチです。ONにするとブレーキを踏んで停車すると、ブレーキを踏み続けなくても停車し続けます。クリープが無くなる機能です。

ストップアンドゴーが多い街中や、渋滞時に疲労軽減に繋がりますが、慣れないと変な感じです。発進時にはクリープの滑らかさがなくなるのでグッと急発進する感じになります。特に駐車時はOFFにしておいた方が良いでしょう。

その他オフロード関連モード

H4レバーの隣の四駆の中心に鍵マークがついている「センターデフロックボタン」は、スタックした時に使うもの。

その下の後輪のみの「リヤデフロックスイッチ」は「ZX」に標準装備。

後輪のどちらかがスタックした場合に後輪左右を直結し、空転する反対側のタイヤに動力を与えて走破性を高めるモードのスイッチです。

その横の「STABI BAR」もZXグレードに標準。SDM、フロントスタビライザーのロックとフリーを切り替えるスイッチです。

30km以上で自動的にロックに移行するので、操作し忘れても高速走行時も安定します。

リヤデフとSDMボタンもZXにしかありませんので、VX、GXはちょっと寂しいコンソールパネルとなりそうです。

グレードによるオフロード系のモードセレクトの違いは「MTS(マルチテレインセレクト)」がZXのみ。

MTSは悪路走行時にタイヤが空転するなど駆動力不足になった際の走行支援機能です。

モードは6つで、AUTO、DIRT、SAND、MUD、DEEP SNOW、ROCKの中からその状況に応じた選択をするとその路面にあった制御をしながら走行してくれます。

AUTOだと車が判断しながら制御してくれる様ですので、常にAUTOでも良さそうですね。

なぜか最下位グレードのGXグレードにはあって、VXの「ガソリン車だけ無い」モードがあります。

ドライブモード切り替え(ECO・NORMAL・SPORT)に関しても「VX」のガソリン車のみ装備がありません。

ちなみにこの走行モードはトランスファーギヤ位置を「H4」にしないと動作しません。

また、DAC(ダウンヒルアシストコントロール)+C RAWL(クロールコントロール)モードもVXガソリン車には搭載がなく、ディーゼルのみの搭載です。

ガソリン車は荒地に行かないイメージでしょうか。

皆様の参考になれば幸いです。

>>次の記事:【スペック比較】ランドクルーザー250とランクルプラド150のエンジン性能・燃費チェック

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