トヨタ86といえばガチガチスポーツカーと思いますが、車内は意外と広く感じます。今回は最下位グレードの「Gグレード」に試乗しました。Gグレードの内装はシンプル、悪く言えば一世代前の質素感ある車にまとまってます。軽量化にはGグレードは良いかもしれませんがスポーツカーらしく高級感も欲しいところです。現代の車ならばありそうな機能でも「Gグレードはありそうなものがない!」という気分にさせてくれるので、購入される方は「GTグレード」以上をお勧めします。
目次
Gグレードのハンドル・メーター周り
現代の車の中ではとてもシンプルなハンドルとメーターだと思いませんか。
ハンドルについて
ハンドルにスイッチ類が一切ありません。
中央の86マークはなかなか良いですが、スポーツカーだともっとスイッチがあったほうが萌えます。
ちなみに「GTグレード」以上だとハンドルにスイッチ類がつきます。
また、「クルーズコントロール」や「パドルシフト」もつくのでGTグレードはオススメです。
メーターについて
また、メーターは中央がタコメーターで、左がスピードメーター、右側が油温とガソリンメーターという3連メーターとなっています。
現代のスポーツカーだとカラー液晶のディスプレイがあって車両情報を表示してくれそうですが、「Gグレード」だと油温とガソリンメーターのみになってます。
実は、「GTグレード」以上になるとこのシンプルな左のメーターが「4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイ」となります。
エンジンスタートはキー回しタイプ
ハンドルの右側を見てみると物理キーの差し込み口とボタンがあります。
86 Gグレードは昔ながらのキーを差し込み、回すことでエンジンがかかります。
現代のプッシュスタートのエンジンに慣れてしまった人間にとっては新鮮です。
新鮮すぎてエンジンスタート時にボタンを数分探し回りました。
ちなみにその横にあるボタンがトランク開けボタンです。
その隣にあるダイヤルは、「メーター類の光量調節ダイヤル」になります。
足元のペダル類
目線を下に落としてペダルを見ていきましょう。
とても質素なゴムの普通なペダルです。86ならばスポーツ感ある穴が空いてキラキラしたペダルであって欲しかったでが、GTグレード以上にならないとこのペダルとなります。
フロアマットに86マークがあるのは素敵ですね。シャレてます。
その下に見えるのが、ガソリンの給油口レバーです。
センターパネル
Gグレードはナビがオプションになり、社外のものがついていました。
また、Gグレードのエアコンはマニュアルタイプです。
設定温度のオートエアコンはGTグレード以上から装備されますので注意しましょう。
バックカメラはありましたが、ハンドルを切っても進行方向表示が連動しないタイプですので、ペーパードライバーにはきつい仕様となっています。
レバー、スイッチ類
こちらオートマ仕様です。マニュアルのレバーのような雰囲気がありますね。
一番下の「D」から右にずらすとマニュアルモードにすることができます。
Gグレードはパドルシフトがありませんから、シフトレバーを前後してギアチェンジをすることになります。
シフトレバーの手前側にモード切り替えボタンが付いています。
スポーツモードやトラックモードもあるのですね。
サイドブレーキレバーも根元が革のグシャッとした感じがスポーツカーの雰囲気を感じさせます。
シガーソケットとドリンクホルダー
サイドブレーキレバーよりも手前にシガーソケット差込口がありますので、電源はここから取れます。
肘置き部分にドリンクホルダーがあります。
後部座席
後部座席がある分、車内空間は広く感じます。
人が二人乗れる仕様になっていますが、足が入るスペースが狭すぎるので、かなり窮屈な姿勢になることでしょう。
後方視界
こちらは左斜め後ろの視界です。
ミラーの死角を目視確認する時は太いピラーが邪魔しますが、まずまずな視界です。
一方、右斜め後ろの視界は悪いです。
斜め後ろに三角の小窓はありますが、運転席から振り返るとその存在感は感じません。
ミラーの死角を目視する場合は窓開け目視をお勧めします。
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