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490万円の価値は「中」にある!
SUVを選ぶとき、やっぱり外装のカッコよさは外せませんよね。でも、ちょっと冷静に考えてみてください。オーナーであるあなたが一番長い時間を過ごすのは、外ではなく「車内」じゃないですか?
今回登場した新型RAV4のプレミアムグレード『Z』。価格は4,900,000円(税込)からとなっています 。 「国内メーカーのSUVに500万近くかぁ…」と一瞬ひるむかもしれませんが、その価値はこのドアを開けた瞬間にわかるはずです。
12.9インチという、もはやタブレットが埋め込まれたような巨大な画面 。 指先ひとつで未来感を味わえる新しいシフトノブ 。 そして、トヨタが「初」出ししてきた数々のアイデア。 今回の『Z』は、ただの「いいグレード」を超えて、もはや高級車に近い領域まで足を踏み入れています。
正直、この内装を一度知ってしまうと、他のグレードに戻るのは至難の業かもしれません。 490万円の納得感はどこから来るのか、その「中身」を徹底的にレビューしていきましょう!
【コックピット】圧巻のデジタル化と「トヨタ初」の視界

運転席に座ってハンドルを握った瞬間、「あ、これ今までのRAV4と全然違う」って直感するはずです。 その理由は、目の前に広がるデジタルデバイスの進化にあります。
12.9インチディスプレイ&12.3インチメーター:情報の「質」が変わる

センターにドーンと構えるのは、トヨタ最大級の12.9インチディスプレイオーディオ 。 スマホみたいに直感的に操作できるし、音声認識で目的地セットから窓の開閉までできちゃいます 。 さらに運転席の12.3インチTFTカラーメーターも凄い 。 中央・左・右の3画面構成で、ナビや安全機能を自由に配置できるし、表示レイアウトを6種類から選べるので、今日はナビを大きく、明日は燃費重視で…なんて気分で変えられるのが楽しいんです 。
本革巻きハンドル:手に馴染む「ガンメタリック」の気品
手に触れる部分の質感も『Z』は抜かりありません。 本革巻きの3本スポークステアリングホイールを採用していて、落ち着いたガンメタリック加飾が施されています 。 Adventureグレードのオレンジ加飾とはまた違う、知的な高級感が漂っていますね 。 さらに、寒い日に嬉しいステアリングヒーターも標準装備 。 握った瞬間のしっとりとした本革の感触は、運転するたびに満足感を高めてくれます。
カラーヘッドアップディスプレイ:トヨタ初の「スロープ表示」

これ、今回個人的に一番驚いたポイントなんですが、フロントガラスに情報を出すヘッドアップディスプレイが進化しました。 トヨタ初となる**「スロープ表示」**を採用していて、遠近感を活かした表示のおかげで、情報が直感的にスッと頭に入ってくるんです 。 視線を落とさずに運転に集中できる安心感は、一度味わうと手放せません 。
エレクトロシフトマチック:トヨタ初の「指先操作」

Zグレードには、これもトヨタ初となるエレクトロシフトマチック(一方向操作方式)が標準装備 。 軽い力でワンアクションで操作するだけでシフトチェンジが完了します 。 見た目もスッキリするし、何より運転中の視線移動や動作が最小限で済むのが実にスマート 。
【シート・空調】真夏も真冬も「おまかせ」で快適
『Z』に座るなら、エアコンの設定温度だけ決めて、あとはクルマに任せてしまいましょう。 それだけで最高に心地よい空間が出来上がります。
運転席オートスライドアウェイ:乗り降りすら「おもてなし」
ドアを開けて乗り込もうとすると、運転席がスッと後ろに下がって出迎えてくれる。 そんな高級車のような**「運転席オートスライドアウェイ」**がZには備わっています 。 乗り降りのしやすさが格段に上がるこの機能、一度使うと「次も絶対これがいい!」と思わせてくれる魔法の装備です。
快適温熱シート&シートベンチレーション:Zは後席まで温かい

RAV4『Z』は、おもてなしのレベルが違います。 夏場に背中やお尻の蒸れを防ぐシートベンチレーション(吸い込み式)が前席に付いているのはもちろんですが、驚きなのはヒーターの範囲 。 運転席・助手席の3段階温度設定だけでなく、なんと後席左右にも快適温熱シートが標準装備されているんです 。 これなら家族や友人を乗せても、冬のドライブで文句は出ませんね。
空調オールオート制御:エアコンがヒーターまで一括管理
トヨタ初採用の**「空調オールオート制御」**がまた賢い 。 エアコンの設定温度や外気温に合わせて、シートヒーターやステアリングヒーター、さらにはシートベンチレーションまで勝手に連動して最強の快適さをキープしてくれます 。 「最初はヒーターを強めて、温まってきたら弱める」なんて面倒な操作は、もう必要ありません 。
【収納・実用性】地味だけど凄い「トヨタ初」のアイデア
今回の改良、実は「かゆいところに手が届く」地味スゴな装備がめちゃくちゃ増えています。 カタログをじっくり見て初めて気づく、そんな実用性の高さをご紹介。
リバーシブルアームレスト:左右開き&トレイの二刀流

これ、地味に革命的です。 センターのアームレストが、トヨタ初のリバーシブル仕様になりました 。 普段は運転席からも助手席からも開けられる便利な左右両開きですが、パカッとひっくり返せば、なんと小物が置けるトレイに早変わり 。 車内でのちょっとした軽食タイムなんかに、これ以上ない相棒になってくれます。
45W急速充電USB:ついに車でノートPCが充電できる!?
「車で仕事をしたい」あるいは「子供のタブレットを急いで充電したい」。 そんな願いを叶えるのが、トヨタ初のPD対応45W給電USB端子 。 フロントの2個がこの高出力に対応しているので、スマホの急速充電はもちろん、ノートPCの充電までこなせてしまうスペックです 。
デジタルインナーミラー:荷物満載でも後方視界はクリア
Zに標準装備のデジタルインナーミラーは、後ろのカメラ映像を鏡に映し出す優れもの 。 キャンプ道具を天井まで積み上げても、後方の状況がハッキリ見えます 。 しかも前後方の録画機能付き 。 万が一の時も、しっかり映像を残してくれる安心装備です。
【室内空間・オプション】開放感を生むパノラマムーンルーフ
Zの内装は、ブラックを基調とした落ち着きのある、それでいて質感の高い合成皮革で統一されています 。 でも、もし「もっと贅沢な気分を味わいたい」なら、メーカーオプションのパノラマムーンルーフは外せません 。
これをつけるだけで、頭上に広がるのは突き抜けるような青空 。 フロント側はチルト&スライドするので風も通せるし、リヤ席まで大きく広がるガラスエリアは開放感が凄まじいです 。 「車内が少し暗いかな?」と思っても、電動サンシェードを開ければ、ドライブの気分は一気に最高潮 。 4.9Mの高級感を、さらに1ランクも2ランクも押し上げてくれる、魔法のオプションですよ 。
まとめ:新型RAV4『Z』の内装は、ミディアムSUVの基準を変えた

ここまで見てきてお分かりいただけたと思いますが、新型RAV4『Z』の内装は、単なる「SUV」の枠に収まっていません。
490万円という価格設定も、トヨタ初の先進機能をこれでもかと盛り込み、 夏も冬も最高に快適なシートを手に入れられると考えれば、むしろ納得というか「お買い得」にさえ思えてきます 。
デザインの良さはもちろんですが、毎日を一緒に過ごすパートナーとして、この「使い勝手」と「快適さ」は、一度体験するともう戻れないレベル。 都会の真ん中でスマートに乗りこなすも良し、贅沢な空間を独り占めしてロングドライブに出るも良し。 究極の「中身」を求めるなら、選ぶべきは間違いなくこの『Z』です!
皆さんの参考になれば幸いです。
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