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トヨタから新型センチュリーのSUVタイプが発表されました。正式名称はセンチュリーSUVではなく、「センチュリー」とし、あくまでもセダンタイプの別タイプ、SUVスタイルのモデルという位置付けとのことです。
デザインのテーマは「威風堂々」ということで、迫力のあるグリルと4眼ヘッドライトが目を惹きます。また、センチュリーという「運転手付きの車」という特性上、「後席が主役」。運転席のドアが狭く、後部座席が広々空間となっているという、「自分で運転しない車」という色が濃いモデルでもあります。
価格は2500万円で、受注生産。月30台ペースで作るようです。
今回はこの発表されたばかりのSUVタイプの新型「センチュリー」のサイズやスペックを見ていきましょう。
目次
公式発表動画
フロント 車幅：1,990mm
車幅は1990mmと最近発表されたランドクルーザー250と同じくらいデカいです。
センチュリーのセダンの車幅は1930mmですので、同じセンチュリーでも幅が60mmも大きくなっています。
ちなみに、なんとなく似ているロールス・ロイスのSUVである「カリナン」は車幅2000mmなのでほぼ同じくらいですね。
ヘッドライトとテールライトはLEDライト4眼仕様です。
フロントグリルはハニカム状。上は穴が閉じていますが、下にいくにつてれ穴が大きくなる凝った作りですね。
中央の鳳凰エンブレムは職人の手作りとのことです。
全長：5,205mm・全高：1,805mm・ホイールベース2,950mm
長さが長ーいのもセンチュリーの特徴です。全長が5mを超えて5205mmもあります。
上の写真を見ても、後席のドアが長ーいですよね。
ちなみにセンチュリーセダンの方の全長は5,335mmですので、セダンよりは120mmも小さいことになります。
後席はフルフラットに近いリクライニングが可能
後席が主役だけあってリクライニングも完璧です。
助手席はグイッと前に動き、フルフラットに近い状態へリクライニングできます。足は完全に伸ばせそうです。
ステップはアルミ製の大型ステップがありますので、乗り降りは快適です。
こちらはドアの開閉に連動してステップが展開、格納を自動で行なってくれます。
V6エンジンスペック・PHEV
エンジンはV型6気筒エンジンとPHEVの組み合わせ。
EV走行が可能なので、燃費とハイヤーらしい静粛性ももたらします。
- エンジン形式：2GR-FXS V型6気筒
- 排気量：3,456cc
- トランスミッション：電気式無段変速機
- 最高出力：システム最高412馬力※エンジン262馬力（6,000回転）・フロントモーター182馬力・リアモーター109馬力
- 最大トルク：合計774N・m※エンジン335N・m（4,600回転）+フロントモーター270N・m+リアモーター169N・m
- 燃費（WLTCモード）：14.2km/L
- 四輪駆動
- EV走行距離：69km
- 燃料タンク：55リットル
PHEV車ということで、EV走行は69km航続距離があります。その分燃料タンクは55Lと少なめです。
この大きさで燃費リッター14.2kmは優秀なのではないでしょうか。
ホイールは20インチが標準
ホイールサイズは20インチで、タイヤサイズは255/55R20。
静粛性を極めるためのタイヤを専用開発。
オプションで22インチのホイールを用意しています。タイヤサイズは255/45R22。
22インチのオプション価格は税込40万円です。
こちらオプションの22インチを履かせると車重が20kg増加します。
庶民向けではない異次元さ
エンジンは3.5リッターV6エンジンのPHEVということで、2500万円の超高級SUVとしては大人しめなスペックという感じがしますが、内外装の佇まいは異次元レベル。
さすが要人を運ぶための特別な車です。
内装にもこだわっており、シートは日本伝統の刺繍が施されていたり、本杢（サペリマホガニー材）パネルを使用したりと高級な空間を演出しています。
受注生産で、自分だけの1台が作れるのもお金持ちなら嬉しい点。中でも注文時に後席ドアをスライドドアにできることは興味深いです。
月30台ほどしか作れない車だそうですが、街で見る日は来るのでしょうか。
皆様の参考になれば幸いです。
センチュリー実車記事
【現車確認】センチュリー SUV外観レビュー！デカくて美しいエクステリア・鳳凰エンブレムをじっくり見る！
【内装編】センチュリーSUV実車のインテリア・後部座席レビュー！
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