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【試乗レビュー編】トヨタ GR86 AT SZグレード試乗記③驚異の爆発的加速力【メリット・デメリット(欠点)】

トヨタ GR86に試乗しました。グレードはATのSZです。

86は紛れもないスポーツカーで乗車感や加速感をとっても、その他の車とは味付けが全く異なります。スポーツカーらしく乗車位置は低く、まるで地を這うよう。サスペンションも固めなのでロードノイズをよく拾い決してセダンやSUVのように乗り心地は良くはありません。

そんなGR86ですが、今回はGR86の良かった点、悪かった点を見ていきましょう。

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ペーパードライバーによるトヨタ GR86 SZ (AT) 3時間試乗レビュー!前編【強力な押し出し感とウインカーに苦戦】
トヨタ GR86 SZ (AT) 3時間試乗レビュー!後編【カッコ良すぎる内外装と激しいスポーツモードと楽しいMTモード】

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メリット①カッコイイデザイン

この一目でスポーツカーとわかるデザインは素敵です。

前作の86とは空力面で改良が施されており、エアダクトなど各所形状が異なります。

また、前作では86ロゴが目を惹きましたが、GRとなって「GR」ロゴが目立ち、さらに特別感を演出しています。

メリット②ちょうど良いサイズ感・目線で運転しやすい

フェラーリやランボルギーニのようなスポーツカーは地を這うように低くて、さらに1900mm以上のワイドボディだったりしますが、86は横幅が1775mmで駐車場にも余裕で駐車することができます。

また運転席は普通車と比べたら低いですが、ある程度の目線の高さが確保されている感じはします。

シートの位置的に座った瞬間は低く感じますが、運転しているとそこまで目線が低く感じませんので、運転はしやすいと思います。

メリット③モード切替とマニュアルモードでスポーツ走行が可能

GR86には走行モード切り替えでき、ノーマル、スポーツ、スノー、トラックと4種類選択できます。

スポーツモードは面白くて、アクセルを踏み込みと、ギヤが2速ぐらいに落ちて轟音を立てながら加速していきます。

マニュアルモードも選択でき、パドルシフトでシフトアップ、ダウンができるのも魅力です。

公道で楽しむなら2速が楽しいです。ちょっと燃費が悪くなりそうですが、素晴らしい音と加速感を楽しめます。

メリット④ インテリアが美しい

この直線基調となったインテリアデザインはとても美しくて、乗っていてワクワクします。

ハンドルやシフト・サイドブレーキのブーツは本革ということで、本物感があります。

ATの最下位グレードですが、物は良いものが入ってます。

メリット⑤トランクが広い

トランクの広さもスポーツカーの中ではトップクラスでしょう。

後部座席も倒れるので、トランクスルーをすると、サーキット走行用にレース用タイヤが4本入るような設計になっているとのことです。

すごい積載能力です。

デメリット① 加速の押し出し感がMAXで街中では気を使う

アクセルにちょっと触れただけでグンと腰が押し出される加速感・トルク感を感じます。

まさに初見殺し。

街中や渋滞でちょっとアクセルに触れたら思ったよりも前に進もうとしますので注意が必要です。

アクセルワークは慎重に。

また、普通に加速しようとすると、普通じゃない加速をしますのでびっくりしないようにしましょう。

運転している本人は楽しいかもしれませんが、助手席の方はちょっと疲れるかもしれません。

デメリット② ハンドルが重い

意外と気になるのが、ハンドルの重さです。

パワステは入っているのでしょうかって感じで重いです。

以前、フェアレディZに乗った時もハンドルの重さが気になりましたが、その次ぐらいに重く感じました。

地味に疲れの要因となってきます。

デメリット③ バックモニターのガイドが動かない

ペーパードライバーにとってバックカメラは必須の機能ですが、ハンドルを切った時にガイドが連動するものも必須機能です。

残念ながら、GR86はガイドの線が出るだけで、ハンドルを切ってもガイドは曲がってくれませんでした。

どう進むのか分かりませんし、タイヤがどの方向を向いているかも分かりません。

運転に自信がない人が乗る車ではないとは思いますが。

でもトヨタ車はガイド動かない車多い気がします。オプションなんですかね。

デメリット④アクセルとブレーキに癖があり慣れが必要

加速感の強さを前に挙げましたが、アクセルの加減がなかなか難しいのもデメリットの一つです。

また、ブレーキも遊びが多く、踏んでから停車するための強いブレーキになるまで数センチ踏み込まなければなりません。

ブレーキは、手前側が少し弱めにかかるようになっているのかもしれません。やはりサーキット走行を考えられている車ですので、コーナーでブレーキを引きずらせることでコーナリングを安定させるためのものかもしれません。

手前と奥でブレーキの役割が違うように思えました。手前が制御のためのブレーキで奥が停止のためのブレーキといった具合です。

ただし、普通の車と同じようにブレーキングしようとすると、なかなかブレーキがかからない感じがするので注意が必要です。

デメリット⑤ウインカーが戻しにくい

ウインカーには慣れるまでは悩まされました。

カーブを曲がった時はウインカーは自動で消えますが、ちょっと車線変更したり、ウインカーを出したけどやっぱりやめたい時ってありますよね。

そんな時は、ウインカーを反対方向に上げ下げするというか、真ん中に戻すとウインカーはキャンセルします。

ただこのGR86さんは、その真ん中の感触がないのです。

大体はのウインカーは、上、真ん中、下と段があって、カチッと操作感があるものですが、GR86は真ん中がないのです。

なので慣れるまでは、戻そうとすると逆にウインカーを出してしまい、かなり混乱しました。

周りも混乱させてしまったと思います。テンパります。

ウインカーを消すことができないんですから、行きたくもない方に行く意志を出し続けるって意味わからなくないですか。

戻し方のコツは「ちょっと触る」です。

戻そうとするのではなく、ウインカーを出している逆側をちょっと触れるとウインカーが戻ります。

これを習得するのに1時間はかかりました。

デメリットナンバーワンかもしれません。

皆さんの参考になれば幸いです。

>>次の記事:【詳細写真】トヨタ初代86とGR86を新旧比較!大きさ寸法・エンジンスペック・インテリア・外装

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