日産GT-Rの2024年モデル実車を見てきました。グレードはPremium editionです。
さらにカラーは代表的な「ワンガンブルー」。
2024年と言っても、発売日は2023年4月下旬を予定しています。
GT-Rは日産が誇る高性能スポーツカー。そのパワフルな加速と卓越したハンドリング性能により、ドライバーにとって、スリル満点のドライビング体験を味わうことができます。
また、GT-Rは高度なテクノロジーを駆使して開発されており、先進的な機能やデザインを備えています。
さらに、GT-Rは車文化やスポーツカーの歴史に関心がある方にとっても魅力的な乗り物です。GT-Rは日本の自動車メーカーである日産が開発した、世界的に有名なスポーツカーであり、多くの自動車ファンに愛されています。
2024年モデルのGT-Rは、前後のデザインとリアウイングが新しくなりました。 長年の技術蓄積やGT-R NISMOの開発での経験、そして最新のシミュレーション技術を活用して、空気抵抗を減らしながらダウンフォースを増やし、よりエアロダイナミクス的なデザインとなりました。
今回は進化したGT-R 2024年モデルのグレードや価格、スペックや2024年モデルの進化ポイントをお伝えしましょう。
目次
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GT-R 2024年モデルの価格・グレード一覧
GT-R シリーズの価格
Pure edition:13,750,000円
Black edition:15,350,500円
Premium edition:14,840,100円
Premium edition T-spec:18,960,700円
Track edition engineered by NISMO:17,650,600円
Track edition engineered by NISMO T-spec:21,380,700円
NISMOシリーズの価格
NISMO:28,650,600円
NISMO Special edition:29,150,000円
GT-R NISMOについて
日産GT-R NISMOは、GT-Rの中でも最高峰のハイパフォーマンススポーツカー。
伊達に価格が高いだけではありません。
- パワフルなエンジン:GT-R NISMOは、高出力の3.8L V6ツインターボエンジンを搭載しています。最大出力は600馬力(6800回転)で、最大トルクは652N・m(3600-5600回転)を発揮します。
- レーシングテクノロジーの採用:GT-R NISMOは、レーシングテクノロジーを採用し、軽量化、高剛性化、エアロダイナミクスの向上など、優れたパフォーマンスを実現しています。
- 独自のエクステリアデザイン:GT-R NISMOは、エクステリアデザインにも独自の特徴があり、専用のフロントバンパー、カーボンファイバー製のボンネット、ルーフやリアウイング、カーボン製フロントフェンダーなど、専用のエアロダイナミクスパーツなどを備えています。
- スポーティなインテリアデザイン:GT-R NISMOのインテリアは、スポーティなデザインと高級感を兼ね備えています。スポーツシート、アルカンターラレザーのステアリングホイール、カーボンファイバートリムなどが採用されています。
- 高度なサスペンションシステム:GT-R NISMOは、高度なサスペンションシステムを備えており、専用のブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、専用チューニングされたビルシュタインのダンピングフォース、専用の車高調整機構などを搭載しています。
カーボンをふんだんに使用した外装と高性能なパーツをもって、通常のGT-Rシリーズとは一線を画しています。
>>【現車確認】カーボンまみれ!GT-R NISMO 2024のスペック・サイズ・価格は?
Premium Edition サイズ感
全幅は1895mmです。
ちなみにフェアレディZは1845mmで50mmも幅が広いことになります。大きめのSUV並みの幅です。
全長4710mm・ホイールベース2780mm・全高1370mm・最低地上高110mm
ちなみにハイパフォーマンスモデルのNISMOシリーズは4700mmと10mm長さが短いです。
フェアレディZは4380mmで、比較するとGT-Rは330mmも大きいことになります。同じスポーツカーでも設計思想が全く違うものですね。
日産の技術力が凝縮!GT-R 2024年モデルの空力性能とダウンフォース
フロントバンパーがなんと新設計。フロントバンパーがエアロダイナミクスで最も進化したポイントなのではないでしょうか。
車両のフロントバンパーは冷却効率を高め、空気抵抗を低減し、かつ、走行中の風の流れが剥がれたり、速度が低下することを防ぎ、後方へ効率的に送り出すような形状になっています。
局所的な空気抵抗を低減するために、フロントリップスポイラーは下側からの風の流れを増加させ、ダウンフォースを高める形状に変更されました。
車体前面のエアガイド機能を改善するために、フロントバンパーが完全に刷新されました。LEDハイパーデイライトの形状も加わり、側面に向かう気流を調整して局所的な空気抵抗を低減しています。
フロントグリルのインテークは、新しいハニカムパターングリルメッシュと、インテークスロープの角度や距離を最適化して空気流量を確保し、冷却性能と空気抵抗の両立を実現しました。
一方、リアバンパーはエッジ部を広げ、後方から流れ込む空気の抵抗を低減するように改良されています。
また、リアウイングは翼面積を広げつつ、位置を最適化することで、トラクション性能が向上し、コーナリングスピードが向上するようになりました。
GT-Rにおいて初めて、リヤウイングの形状が変更されました。
この変更が実現したのは、長い年月をかけて進化したシミュレーション技術の成果によるもので、翼断面形状を見直し、従来の設置位置よりも後方にセットすることで、ダウンフォースを確保しつつ、トランクリッドに発生する上向きの揚力を抑えることができるようになりました。
この手法は、SUPER GTで培われた技術力の結晶でしょう。
エンジンルームを通過した風はトランスミッションを冷却し、センタートンネルを経由して流れ込みます。
サイドシル前部に設けられた張り出しにより、フロア下に風が流入することを防ぎ、ボディ下部の圧力を下げ、姿勢変化の影響を受けにくくし、ダウンフォースを安定化させるようです。
2022年モデルに比べ、安定したダウンフォースを確保することでライン取り性能が12%向上し、空気抵抗、ダウンフォース、冷却効果、これらの3つの要素を高度にバランスさせることで、2024年モデルは、空気抵抗や冷却性能を悪化させることなく、車両全体のダウンフォースを改善しています。
最高性能を追求!2024年モデルGT-Rのエンジンスペック大公開
GT-Rのエンジンスペックを見ていきましょう。
エンジン形式:「VR38DETT」DOHC V6型気筒。
排気量:3.799L
最高出力:570馬力(6800回転)
最大トルク:637N・m(3300-5800回転)
燃費(WLTCモード):7.8km/L
高回転に最適なプラズマ溶射ボア、全域で精密に制御する空燃比センサー、ノッキングを防ぎ熱効率を高めるために傘中に空気を封入した金属素材で作られたエキゾーストバルブ、そしてアブレーダブルシールを採用して低回転域から素早く反応するIHI製ターボチャージャーが搭載されています。
燃費は意外と良いかと思いましたが、可変バルブタイミング機構を搭載することで燃費向上対策をおこなっています。
可変バルブタイミング機構は、エンジンのバルブ制御方式の1つで、バルブの開閉タイミングを変更することで、吸気と排気のタイミングを最適化し、燃焼効率を向上させます。通常、エンジンは高回転域で出力が向上しますが、低回転域ではトルク不足や燃費低下が起こりがちです。可変バルブタイミング機構は、低回転域でバルブの閉じるタイミングを遅らせることで、圧縮効率を高め、燃焼効率を向上させます。その結果、同じ出力を出しながら燃費を向上させることができます。
FUJITSUBO製チタン合⾦製マフラー
やはりリヤ周りを見ていくと一際目を引くのがチタン製マフラーです。この青っぽいマフラーの焼き色がたまりませんね。
新しくデザインされたチタン合金製のマフラーは、表面に特別な加工が施され、美しい青色を生み出しています。見た目も美しくですが、ジェット機のようなサウンドを奏でるようです。また、このチタン製マフラーは、圧力損失を低減して、エンジンのパフォーマンス向上に貢献しています。
さらに、エキゾーストパイプにも特徴があります。サイレンサーの直前で二つに分かれる部分に、航空機用ジェットエンジンのタービンブレードから得たアイデアが使われています。このアイデアを応用した「ジェットサウンドジェネレータ」という装置を搭載し、この装置が内部で小さな渦が発生させます。この渦は、ジェットサウンドの音質を調整する効果があり、チューニングされた魅惑のサウンドを奏でてくれます。
各所写真
ヘッドライトは「スーパーワイドビームヘッドランプ」という名称で、照射範囲を拡大し、今まで見にくかったシーンでも視認性を向上させました。
フロントバンパー下のフォグランプの位置に「LEDハイパーデイライト」を装備。
このLEDハイパーデイライトはエアロパーツの一部を構成していて、このハニカム形状により、ボディサイド面に向かう気流を整流して後期抵抗削減に貢献しています。
GT-Rといえば、リヤの丸眼4灯テールライトでしょう。「⾼輝度LEDリヤコンビネーションランプ」というそうです。
リヤのウイングにも「LED式ハイマウントストップランプ」を搭載しています。
ボンネットのエアインテイクも魅力的です。
フロントフェンダーのエアアウトレットも素晴らしくかっこいいです。
レイズ製アルミ鋳造ホイールは切削加工で、スポークも細く鋭いデザイン。
さらにブレーキ性能も超一品。スタンダードモデルには、前輪φ390mm、後輪φ380mmの超大径ブレンボ製フルフローティングドリルドローターが装着されています。
これには、スチール系の高剛性パッドが組み合わされ、ハードな使用条件下でも高い制動性能と安定した耐フェード性能を実現し、さらに、高温時でも優れたコントロール性能を発揮します。
キャリパーは、フロントには対向6ポッド、リヤには対向4ポッドのブレンボ製アルミ製モノブロック(一体構造)が採用され、高剛性と軽量化を両立しています。
>>次のページ:【内装編】新型NISSAN GT-R 2024 Premium Editionはセミアリニンレザーと贅沢なインテリアが魅力
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