マツダのフラッグシップCX-80の内装を見ていきましょう。グレードはディーゼルエンジンのXD Lパッケージです。
「XD L Package」の内装は、ブラックまたはグレージュのレザーシートが選択可能で、落ち着いた雰囲気と高級感を演出します。液晶メーター、本革シートや金属調のインストルメントパネルなど、上品さとタフさを兼ね備えたデザインとなっています。
合皮とはなりますが、各所にレザー感溢れる装飾が施されLパッケージでも高級感を味わえます。
今回は前列シート運転席周りを見ていきます。
目次
ドアから高級感

ドアを開けてまず、ドア装飾の高級感が目につきますね。

上部のシルバーパネルは立体的。ブラック内装の場合は「メッシュメタル」となります。
合皮の内張り、カッパー色のステッチが高級感かつおしゃれ感を演出しています。
ハンドル周り

Lパッケージのハンドルは本革巻きです。

メーターは12.3インチのフルカラー液晶画面となります。

ヘッドアップ・ディスプレイ、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」が装備されています。
最下位グレードの「XD」以外、Sパッケージ以上は装備しています。

パドルシフトは装備しています。
しかし、「マニュアルモード」はシフト操作では選択できず、一時的にパドルでギアを操作できる「ダイレクトモード」となります。
パドルシフトを操作することで任意のギアを選択できますが、しばらく走行するとオートマに戻り自動でギアを選択していきます。これは以前CX-60でも体験しましたが、変速を自分でやりたい人にはちょっと使いにくいですね。
「マニュアルモード」を使用するにはマツダコネクトで選択する必要があるようです。
ペダル類

ペダル類は樹脂パーツです。
アクセルペダルは、一般的な吊り下げ式ではなく、疲れにくいと言われるオルガンペダル形式を採用しています。
高級感漂うインパネ

インパネは高級感漂うデザインとなっていますので見ていきましょう。

助手席前はただのウレタン素材ではなく、ちょっと革っぽい雰囲気漂う感じ。合成皮革(シュリンク調ブラック)となります。
カッパー色のラインが入っておしゃれです。
さらにシルバーパーツもインパネ加飾で入っています。

運転席の右側にもつながっていますね。
エアコン吹き出し口が縦なのもかっこいいポイントです。
グローブボックス

グローブボックスはもちろんあります。

Lパッケージはグローブボックス内が植毛加工されています。さらにLEDイルミネーションも装備。
奥行きが深めで大きさは大きいと思います。
ナビ・センタークラスター

ナビは12.3インチのワイドな液晶画面。
ナビ下にオーディオ系の物理ボタンは無く、すっきりとしたデザイン。

エアコン類は物理ボタンがたくさん。ボタンはプラチナサテンメッキ。金属調で高級感があります。
左右で温度調整可能な高性能なオートエアコン、そしてシートヒーターやハンドルヒーターもこちらからボタンで操作できます。
センターコンソール

充電系はセンターコンソールの先にあります。アクセサリーソケットもあります。
ワイヤレス充電対応です。Sパッケージ以上で標準装備されます。

コンソールパネルはシルバーのパネルで細かく模様が入った和モダンなテイスト。高級感があります。
シフトレバーは小さいタイプですが、ちゃんと本革巻きです。

大きめのSUVでよく見るこの小さいシフトレバーは意外と握りやすく私は好きです。
ドライブモードセレクターは車種ごとに違う
ディーゼルのXDだと、2WDだと「ノーマル」「スポーツ」モードで、4WDだとさらに「オフロード」モードがつきます。オプションで、牽引用の「トーイング」モードが付けられますが、トレーラーヒッチの装置が必要です。
ちなみにPHEVだけ、「EV」モードが追加されます。
ドリンクホルダーはリッド(蓋)つき

Lパッケージ以上はドリンクホルダーが蓋(リッド)で隠れています。押すことで蓋が開きます。
スマートでいいですね。

マツダコネクト、ナビの操作は手前のコントローラーでやります。CX-80もタッチパネルではないですね。
コンソールボックス

コンソールボックスを見ていきましょう。
表面は合成皮革でステッチが入ったオシャレ仕様です。

開き方は観音開きタイプ。
深さは浅いですが、開口面積は広めです。

中にはUSB-Cが2口、HDMI口があります。
HDMIの隣はSDカードの差し込み口。音楽用ではなく、ナビゲーションシステム用のSDカードスロットです。
本革シート

Lパッケージのシートは本革シートです。
調整は運転席が10wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能付きです。
助手席は8wayパワーシートとなります。

ステッチ入りでオシャレです。
Lパッケージではシートヒーターが標準装備です。
シートベンチレーションはExclusiveやPremiumグレードでしかつきません。
Lパッケージで味わえる高級感

CX-80 XD L Packageの内装は、価格帯を超えた上質感と実用性を高次元で融合させた仕上がりでした。
本革シートや高機能なインパネ周り、収納性や操作系の質感に至るまで、細部にマツダのクラフトマンシップが感じられます。
SUVでありながら室内の高級感を求めたい方、3列シートの快適性と先進装備を重視したい方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
CX-80の購入を検討中の方は、ぜひ実車で内装の完成度を体感してみてください。
皆さんの参考になれば幸いです。