ついに、トヨタのフラッグシップセダン「クラウンクロスオーバー」が2024年4月にマイナーチェンジを実施しました!
2022年に誕生し、瞬く間に人気車種となったクラウンクロスオーバー。その魅力は、上質な乗り心地と先進の安全装備、そしてトヨタブランドならではの信頼性です。今回のマイナーチェンジでは、これまで質感が足りないと一部では酷評されてきた内装の質感を向上させることで、更なる魅力アップがなされました。
今回はマイナーチェンジで追加になった内装色・ホワイトの「フロマージュ」の内装を見ていきましょう。
マイナーチェンジで購入を迷っている方はもちろん、クラウンクロスオーバーが気になっている方は必見です!
目次
グレード構成が変更
2024マイナーチェンジでグレード構成に変更がありました。
- RS ”Advanced”:6,400,000円
- RS:6,050,000円
- G Advanced Leather Package:5,700,000円
- G Leather Package:5,400,000円
- G Advanced:5,100,000円
- G:4,750,000円
- X:4,350,000円
2022年の発売から色々なグレードが展開してきましたが、細かいグレード分けをシンプルにしてきたのが特徴です。
- RS:6,700,000円
- Z:5,950,000円
- G:5,150,000円
- X:4,400,000円
マイナーチェンジ前はアドバンスやレザーパッケージなど、色々なプラスアルファ要素がありましたが、2024マイネーチェンジでシンプルに英字のみのグレードとなり、間を埋める「Z」グレードが新登場しています。
G Advanced Leather PackageグレードがZグレードになったようです。
Zグレードは本革のシートとなっています。
外装はカラー以外ほぼ変更なし
外装上の変更点はカラーのみとなり、他のデザインは同じです。
マイナーチェンジ前の最上級グレード「RS」でしか選択できなかった特別色「ブラック×プレシャスレイ」というゴールドカラーは2024マイナーチェンジで姿を消しました。
全幅は1,840mmと大きめですが、大きすぎずというサイズ感。
全長は4,930mm。結構長いです。慣れていない状態で小型車のように駐車すると、結構駐車場からフロントが飛び出ますので、頑張って奥までバックする必要があります。
この斜め後ろからのデザインが美しいです。
外観上は一部変更があります。それが後ろにある「HEV」のバッジです。
マイナーチェンジ前のモデルはここが「HYBRID SYNERGY DRIVE」バッジでした。
特別仕様車ランドスケープがラインナップ
2024年のマイナーチェンジで一押し特別仕様車が登場です。
クロスオーバーをよりSUV寄りの方向にカスタムした「ランドスケープ」。
ゴツゴツとした、オーバーフェンダーモールや25mm上がったサスペンション、そして可倒式となった後部座席など、クロスオーバーをよりアウトドアに寄せたデザインや機能を持たせたモデルとなっています。
↓ランドスケープの詳細は別の記事で紹介してます。
【現車確認】クラウンクロスオーバー RS ランドスケープのデザインを掘り下げる! サイズ感アップ!ゴツゴツオーバーフェンダーなどアウトドア感満載な外装
【内装編】クラウンクロスオーバー”ランドスケープ”だけの特別な可倒式リヤシートとマイナーチェンジしたインテリアを見る
内装色・フロマージュが追加
2024マイナーチェンジで内装色がいくつか加わったのも変更点です。最上級の「RS」は4色から選べます。
マイナーチェンジ前の「ブラック/ダークチェスナット」が廃止され、暗い茶系のカラーは「ブラック/サドルタン」へと変更になっています。
上の写真のホワイト「フロマージュ」も新たに追加された色です。
「ブラック」と「ブラック/イエローブラウン」は従来通りラインナップされます。
Zグレードは「ブラック」「ブラック/サドルタン」「フロマージュ」のみ選択可能です。
「ブラック/イエローブラウン」はRS専用色ということになり、RSグレードのみで選択可能ということですね!
ハンドルまわり
ハンドルはほとんど同じ。おそらく6時方向のスポーク部分の内側がダークグレーメタリック塗装となったようです。あとはマイチェンでステッチが白くなっていますかね。
RSグレード、Zグレードはハンドルヒーター、タッチセンサー機能付きで、RSのみパドルシフトがついていて、マニュアルモードが選択できます。
ドアまわりも変更点あり
ドア周りはマイナーチェンジでアップグレードされています。
まずはドアハンドル部分です。
こちらがシルバーだったのが、ウォームサテンシルバーに変更になっています。
これで、各部に配色されている銅色っぽい、ウォームスティール加飾に近い色になって統一感が出ました。
ウインドウのスイッチボックスパネルにも変更があり、ダークグレーメタリック塗装となりました。
センターコンソールパネル
センターコンソールパネルも塗装の変更があり、艶のある「ダークグレーメタリック」となりました。
マイナーチェンジ前は艶消しのプラスチック感のあるパネルでしたが、これが不評だったようで今回改良となりました。
あとコンソールボックスの周りにソフトパッドが追加となったのも大きな変更点です。
変更前はこちらがウレタン素材で固かったようですが、これがソフトパッドになりました。
カラーによっては、車内がより明るい印象となり、また、体型の大柄な方にとってはこちらに足が当たっても痛く無くなるのが特徴的です。
デジタルインナーミラー
デジタルインナーミラーは特にマイチェン関係ないですが、RSとZに標準装備、Gグレードはオプション(44,000円)で取り付け可能です。最下位グレードのXは取り付け不可です。
後部座席
後部座席も前列シート同様に本革シートでゴールドカラーの差し色が入っています。
ヘッドレストも大きく、頭がフィットする形状で、背中から腰にかけての両サイドのサポートもあって安定した座りごごちです。
中央のアームレストを見ていきましょう。アームレストは水平の位置で止まることなく、ベタッと座席に着地するのが気になるところです。
アームレストを引き出すと、トランクと車室をつなげるトランクスルーの穴があります。
これで細長いものであれば、トランクから室内にかけて積むことができます。
残念ながら、特別仕様車「ランドスケープ」のように後部座席を倒すことはできません。
アームレスト先端にはドリンクホルダーがありますが、カバーがついているのがいいですね。
カバーを開くとこんな感じです。ドリンクを押さえてくれるホルダー付きです。
ちなみに、メーカーオプションのリヤサポートパッケージ(279,400円)を追加すると、こちらにリヤシートのシートヒーターやリクライニングやなど、高級車についているようなコントロールスイッチボックスがここに付きます。
- 電動式リヤサンシェード
- 40/20/40分割リクライニングリヤパワーシート
- リヤセンターアームレスト(カップホルダー+トランクスルー機能+ボックス+各種コントロールスイッチ付)
- 上下調整式フロントヘッドレスト(助手席可倒式)
- シートアシストグリップ(運転席・助手席)
- 3席独立温度コントロールフルオートエアコン(オールオート機能付・S-FLOW:1席/前席集中モード付)
- イルミネーテッドエントリーシステム(リヤ足元LED照明+フロント・リヤインサイドドアハンドルLED照明)
- リヤオーディオコントロール
上の写真はクラウンスポーツの後部座席ドリンクホルダーですが、カバーはありませんし、ドリンクを動かないように押さえてくれるホルダーもありません。
その代わり水平で止まるので、しっかりとした印象ではあります。
同じクラウンでも、クラウンスポーツやクラウンエステートのような他の車種は蓋はありませんので、クラウンクロスオーバーはあくまでセダンタイプで、ラグジュアリーカー要素がありますね。
コンソールエンド・後部エアコン吹き出し口はデザイン変更
コンソルボックス裏のコンソールエンドのカラー、また、デザインが大きく変わりました。
上がマイナーチェンジ前のデザインです。ちょっと一世代前のデザイン性を感じない無機質な作りでした。
そして上がマイナーチェンジ後のデザインです。かなり変わりましたね。
2023年に発表となったクラウンスポーツやエステートではもうこのデザインになっていましたが、クロスオーバーはまだ古いままでしたので今回のマイナーチェンジで変わってきました。
吹き出し口の形状が大きく、台形っぽくなりましたね。カラーが艶のあるダークグレーメタルに変更となっています。
シフトパネルと同じカラーですね。
カラーやデザインは変わりましたが、機能は変わらず、エアコンの吹き出し口のみ。風量調整ができますが、温度設定はできません。ランクル250の上位グレードでもできるのにクラウンでここを省くのはちょっと残念ですね。
エアコン吹き出し口の下にはUSB-C差し込み口が2口あり、その下に100Vのコンセントがあります。
ムーンルーフからパノラマルーフへ変更
2024マイナーチェンジで大きく変わったのはルーフです。
マイナーチェンジ前はムーンルーフと言って、運転席の上のみの大きさしかありませんでしたが、マイチェンでパノラマルーフ(電動ロールシェード&挟み込み防止機能付)となりました。
中間地点にフレームはありますが、運転席のみならず、後部座席の頭上もガラスがあり、開放感があります。
マイチェンでよりラグジュアリーに
「クラウンクロスオーバーのデザインは好きだけど、内装がちょっと古くさい…」そんなあなたにこのマイナーチェンジは朗報なのではないでしょうか。
2024年マイナーチェンジのクラウンクロスオーバーは、内装が大幅に進化し、高級車に相応しい上質な空間へと生まれ変わりました。
「プラスチッキーなパネル」が「艶ありダークグレーメタリック塗装」に、「ムーンルーフ」が「広々としたパノラマルーフ」に。
まるで別次元のような高級感に、「内装が古くさい」なんてイメージは吹き飛ぶことでしょう。
後発のクラウンスポーツやクラウンセダンにも負けない、まさにトップクラスの仕上がりです。
2024年マイナーチェンジで、クラウンクロスオーバーは真の高級SUVへと登り詰めました。
もう内装で悩む必要はありません。
2024年マイナーチェンジのクラウンクロスオーバーを、ぜひ体感してみてください。
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