ホンダの青山本社で11代目新型シビックのタイプRの展示と、歴代シビックの展示がありました。
初代シビックが1972年に誕生して2022年はちょうど50周年です。なかなかの歴史がありますね。
今回は展示があった初代、2、4、6、8、10、11代目の姿とスペックを見ていきましょう。
目次
初代シビック 1972年発売
こちらが初代です。歴史を感じる形をしています。
このカラーも相まって可愛らしいデザインですね。
- EB1型:1.2リットル EC型:1.5リットル 直列4気筒 CVCC低公害エンジン
- 最高出力 EB1型:60PS/5,500回転 EC型:78PS/5,500回転
- 最大トルク 9.5kg·m/3,000回転 10.5kg·m/3,500回転
- 車重 600〜650 kg
2代目シビック 1979年発売
初代とデザインのコンセプトはそこまで変えずに大きさを少し大きくした感じでしょうか。
レトロさはまだ漂っているモデルです。
- EJ型:1.3リットル EM型:1.5リットル 直列4気筒 CVCC低公害エンジン
- 最高出力 EJ型:72PS/5,500回転 EM型:85PS/5,500回転
- 最大トルク 11.0kg·m/3,000回転 12.3kg·m/3,500回転
- 車重 720〜780 kg
初代と比べて出力と馬力がパワーアップしていますね。
4代目シビック 1987年モデル
30代の私の年代だとこの辺りのシビックを小さい頃によく見た印象ではないでしょうか。なんか懐かしい印象があります。
- EJ型:1.3〜1.6リットル 直列4気筒 VTEC
- 最高出力 160PS/7,600回転(1.6L)
- 最大トルク 15.5kg·m/7,000回転(1.6L)
- 車重 810〜1040 kg
1.3リットル、1.5リットル、1.6リットルで5種類のエンジンモデルが発売されたそうです。VTECとなり、どんどん高回転型のエンジンになっていっていますね。
6代目シビック 1995年発売
平成感のある丸みを帯びたデザインとなりました。
ヘッドライトも可愛らしい感じですね。
- EJ型:1.3〜1.6リットル 直列4気筒 VTEC
- 最高出力 155PS/7,300回転(B16A 1.6L)
- 最大トルク 15.6kg·m/7,000回転(B16A 1.6L)
- 車重 940〜1110 kg
8代目シビック 2005年発売
日本では4ドアセダンのみの発売となったシビックで、ハイブリッドモデルも発売されました。
- 1.3リットル 3ステージi-VTEC+IMA(ハイブリッド)、1.8〜2.0リットル 直列4気筒 i-VTEC
- 最高出力 140PS/6,300回転(1.8L)
- 最大トルク 17.7kg·m/4,300回転(1.8L)
- 車重 1200〜1280 kg
エンジン性能もより低回転でトルクに振るセッティングになっていますね。
10代目シビック 2017年発売
現行の新型シビックの一つ前のシビックです。タイプRはかなりカクカクっとしていてガンダム感があると話題になったモデルです。
- 1.5リットル 直列4気筒 VTEC TURBO
- 最高出力 182PS/5,500回転(MT)、6,000(CVT)
- 最大トルク 240Nm・24.5kg·m/5,000回転(MT)、220Nm・22.4kg·m/5,500回転(CVT)
- 車重 1320〜1360 kg
エンジンがVTEC TURBOとなり、排気量が1.5リットルでも出力が向上しました。
MTとCVTで少しスペックが異なるところが面白いところです。
11台目シビック 2021年発売
ただいま現行の新型シビックです。現代のスポーツカーのエッセンスを取り込んだかっこいいデザインとなっています。
- 1.5リットル 直列4気筒 VTECターボエンジン
- 最高出力 182ps 6000回転
- 最大トルク 240Nm 1700〜4500回転
- 車重 1330~1370 kg(ガソリン車)
前作の10代目とスペック比較すると性能の変化はあまり見られません。重量が10kg軽量化しているのが大きな違いでしょうか。
50年の進化は凄まじい
シビックの50年を追ってみると、そのスペックの進化に驚きます。初代でも1.2と1.5リットルエンジンから始まり、2リットルまで大きくなりましたが、1.5リットルのターボというところに落ち着いています。
馬力も70馬力程度の出力が、11代目の最新型になると182馬力にまで大きくなっています。
倍以上の進化です。
こうやって時代の流れを見ていると、自分の人生のどの辺りにどのシビックがいたか思い起こされます。
皆様の参考になれば幸いです。