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【試乗レビュー編】フォルクワーゲン T-CROSS TSI Active試乗記 非力で後悔する?コンパクトで乗りやすい!【メリット・デメリット(欠点)】

フォルクワーゲン T-CROSS(Tクロス)に試乗しました。グレードは「TSI Active」です。1リッターエンジンでコンパクトな車体。

年式は2023年のマイナーチェンジ前のモデルです。Tクロスは2024年のマイナーチェンジで、フロントとリア周辺がデザイン変更されています。

このグレードの車両価格はオプション無しで3,282,000円。今回乗った車両は、デジタルメーターを搭載していることから、おそらくオプション全部のせで、3,744,000円の車両かと思います。

Tクロスのサイズは全長4115mm×全幅1760mm×全高1580mmとコンパクトで、エンジン排気量は1リッターエンジンとスペックを見る限り、何か物足りなそうですが、乗り心地はどうなのでしょうか。

試乗したのは最下位グレードではなりますが、乗ってみると、フルデジタルの液晶メーター、インパネの質感、本革ハンドルなど外国車特有の上質な世界観が広がります。

今回はそんなT-CROSSの魅力、乗り心地、メリット、デメリットを見ていきましょう。

Tクロスは買ったら後悔する?乗り心地の率直な感想

フォルクスワーゲンの車両は初めて乗りましたが、このTクロスは非常に滑らかスムーズに加速していきます。

3気筒エンジンで排気量が1リッターということで、加速などは非常に心配でした。同クラスのヤリスクロスでも1.5リッターあるのに1リッターエンジンとは、、、なんて思っておりましたが、結論全く問題ありません。

これなら買って後悔する人はいないでしょう。

アクセルを軽く踏んだ直後からグッと押し出される感じがして、グングンと加速していきます。

1リッターということで、2リッター以上の車両に比べてパンチのある加速ではありませんが、軽々と飛んでいくような加速感です。

乗り心地は不快な振動が押さえられていて、快適。トランスミッションは7速DCTで、アップダウンもスムーズで、変速ショックはほぼ感じなかったです。

運転席はフロントガラスが大きくて視界良好、ハンドルはちょっと重めでしっかり感があります。

メーターはフル液晶画面が装備され見やすく、ナビも映すことができますので、安心して運転できました。

オプションですが、セーフティー機能である「レーンキープアシスト」も試すことができ、車線を逸脱しそうになると、グッとハンドルを動かして、軌道修正してくれました。

メリット① コンパクトな車体で取り回しが楽

サイズは全長4115mm×全幅1760mm×全高 1580mmとコンパクトで、右左折と駐車も心配なしです。

輸入車はコンパクトでも意外と幅が1800mm超えたりするので注意なのですが、幅が1760mmですので、駐車スペースに余裕で収まります。

メリット② メーターがフル液晶画面

今回レンタルした車両はフル液晶デジタルメーター「デジタルメータークラスター”Digital Cockpit Pro”」を装備しています。

現行の2023年モデルまでは、こちらテクノロジーパッケージというオプションで10万円ほどします。が、このオプション単体では取り付けできないようで、ナビとかセーフティーオプションとか抱き合わせオプションのようです。合計46万円くらいします。

2024年モデル以降は標準になるという話ですが、その分値段も上がっているかとは思います。

メリット③ 1リッターエンジンでも発進加速が良い

アクセルを軽く踏んだだけで、ぐっと前に飛び出していく感じはとても驚きます。

ライバル車と言われる「ヤリスクロス」でも1.2リッターエンジンを搭載しますが、このT-CROSSはターボとはいえ、999ccの3気筒エンジン。

非力さを感じるのかと思いきや、驚きの発進加速を見せます。

走行フィーリングは軽く飛んでいくフィーリングですので、大排気量の重厚感、の濃厚さはありませんでしたが、公道を軽快に走るには1リッターのエンジンでも十分だと思わされるエンジンでした。

メリット④ 7速オートマのつながりがスムーズ

ギアBOXは7速DSG、デュアルクラッチトランスミッションは驚くほど滑らか。変速のショックはほぼ皆無で、ささやく程度のショックです。

アクセルを踏み込むと、2000回転あたりで静かに、淡々とシフトを上げていき、数十秒で7速の70、80キロ以上に達します。

ショックや不安定さという怖さがないので、気づいたら法定速度を超えていかんいかんとアクセルペダルを離す感じです。

メリット⑤マニュアルモード・パドルシフトが全グレード標準

マニュアルモードを搭載しているのもこの車の魅力です。

ハンドルの根元にある「パドルシフト」を操作することで、クラッチなしで任意のギアを選択できます。

シフトレバーをドライブモードの位置から運転席側に倒すことでマニュアルモードとなります。

街中ですと、オートマを選択するとすぐに法定速度を超えてしまいますので、3速、4速あたりで走行すると60kmぐらいに抑えることができます。

オートマですと2000回転あたりですぐにシフトアップしてきます。車がすぐに7速、高速走行にもって行きたがりますので、マニュアルモードにすることで健全なスピードで走行できますのでおすすめです。

マニュアルに慣れていないと、減速した時のシフトダウンを忘れがちになりますが、何も操作しないで停車すると気づいたら1速に入って停車していました。私のような人を見越して自動でシフトダウンしてくれる機能があるようです。

メリット⑥トランクは思ったよりも容量がある

コンパクトな車両ですので、トランクも地裁のかと思いきや意外と容量がありました。

後席使用時で455リットルの容量です。

SUVタイプですので荷室の高さも要因かとは思いますが、幅1,230mm、奥行き635mm、高さ700mmあります。

後部座席は15cm前後できますので、

幅は広く感じました。

デメリット① アクセルとブレーキが急に効く

アクセルとブレーキの操作は慣れるまで時間がかかります。

アクセルを少し踏むだけでグッと前に出ますので、最初はびっくりするかと思います。

少し触れる感じであれば、普通の発進をしますが、繊細ですので最初は同乗者に迷惑をかけるでしょう。

またブレーキも同様で、軽く踏むとガクッとなります。

停車時でもあまり踏み込まずに軽く踏む感じで十分止まりますね。

慣れるまでは、発進停止で同乗者に迷惑かける系の車です。

デメリット② ハンドルは重い

パワーステアリング標準ですが、ハンドルは軽くはない印象です。

もちろんパワステなしの車の重々しさではありませんが、俊敏でもありません。車両の走行フィーリングが軽いので、これでバランスを取っている感じでしょうか。

デメリット③ バックモニターにハンドル連動しない

バックモニターはもちろんありますが、残念なのはハンドルにガイドが連動しない点です。

ハンドルを回してもガイドが進行方向を導いてくれませんでした。

トヨタ車の廉価グレードのようです。

センサーがありますので、

デメリット④後部座席が狭まく、センタートンネルの高さあり

コンパクトカーですので、後部座席はコンパクトです。

膝と運転席の間は拳1個分くらいでしょうか。

また、真ん中の席の足元はセンタートンネルの盛り上がりが若干ありますので、中央席の人は窮屈かもしれません。

FF車ですのでシャフトは通っていないはずですが、排気系の装置が入っているのでしょう。

このクラスの車両は真ん中がフラットな車両が多い中、ちょっと窮屈に感じました。

まとめ:乗り心地は軽やかで、質感を含めると満足感が高い

全体的に質感が高く、コンパクトカーが欲しいという方には、とても満足いただける内容かと思います。

2024年のマイナーチェンジ前の車両ですが、車両価格3,282,000円にプラス46.2万円出せば、液晶メーターやセーフティー系の全部のオプションを入れることができますので、これは入れてしまっても良いかもしれません。オプション全部のせでも400万円以下で収まりまるので、外車としてはお得感があるかと思います。

走りに関しては、アクセルとブレーキが敏感で操作に慣れるまではギクシャクするかとは思いますが、走りは非常にスムーズ。1リッターエンジンとは思えない、2リッターぐらいあるのではないかという加速感を見せます。

非常に滑らかなトランスミッションで7速まで滑らかに上がっていき、気づいたら法定速度を超えてしまいます。

内装は外車らしくアクセントの効いたデザインで、オプションにはなりますが、高精細でナビも表示できる全画面液晶メーターが高級車に乗っている満足感を与えてくれます。

トランクもこの車両サイズ感では多めの455リットル。同クラスのヤリスクロスは390リットルですので、ひと回り多くはいる印象です。

乗り込みの高さは普通の感じですので、最低地上高は180mmでSUVとは異なり、オフロードは意識していない車ですが、街乗り、高速道路を駆け抜けるには十分な車かと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

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