ホンダは、2024年1月13日に開催された東京オートサロン2024において、コンパクトSUV「WR-V」をベースとしたコンセプトモデル「FIELD EXPLORER CONCEPT」を発表しました。
ホンダ WR-V FIELD EXPLORER CONCEPTは、タフな外観と機能的な装備で、アウトドアシーンを快適に楽しむことができるコンセプトモデルです。新設計の専用グリルや、ルーフキャリア、前後左右のバンパーガーニッシュ、15インチホイールなどを装備し、よりオフロードを予感させるデザインへとカスタマイズされています。
基本はWR-Vのホンダ純正カスタムパーツである「TOUGH STYLE(タフスタイル)」のシルバーガーニッシュパーツをブラックアウトしたパーツを使用しています。さらに追加でフロントグリルのように新設計のパーツも出しているのがこの「FIELD EXPLORER CONCEPT」の特徴です。
今回はこのアウトドア感満載のかっこいいWR-Vのホンダ公式カスタムカーを見ていきましょう。
目次
フロント
FIELD EXPLORER CONCEPTは、WR-Vの持つスタイリッシュなデザインをベースに、よりタフでアクティブな印象を与える外観に仕上げられています。
そのタフさが最も表れているのがフロントグリル。
グリル上部には3連のLEDライトが埋め込まれ、まさにアメ車のカスタムカーのようです。
ホンダのロゴも「H」マークから「HONDA」へ変更され、ダッジのラムトラックのようですね。
かなりワイルド。
ちなみに、ナンバープレートの「ライセンスフレーム」はホンダ純正のパーツが使用されており、ベルリナブラックタイプはフロントリア各4,950円で販売されています。
ノーマルのWR-Vはギザギザなフロントグリルとクロームメッキのガーニッシュが入っていましたが、FIELD EXPLORER CONCEPTではグリルの穴がより強調され、さらに分厚いグロスブラックのガーニッシュが入ってよりタフ感が演出されています。
フォグランプも蛍光イエローのような発色になったり、バンパーもグロスブラックになったりと、細部までアメ車のようなカスタムです。
サイド
サイドをZ+グレードと見比べて見ると、各所がブラックアウトされていることが分かります。
フロントフェンダー上のフェンダーガーニッシュは「TOUGH STYLE(タフスタイル)」のブラックメッキ仕様に。
また、ドアミラーもラッピングによってブラックになっています。
サイドロアーガーニッシュは「TOUGH STYLE(タフスタイル)」のものをブラックにしたものになっています。
ラックはINNO(イノー)製
WR-V FIELD EXPLORER CONCEPTに装着されているルーフラックは、あるだけで機能性とデザイン性を兼ね備えた印象を与えます。
ルーフラックにテントなどを積んで、キャンプ用品などのレジャー用品を積載することができます。
よく見るとHONDAオリジナルのオプションパーツではなく、INNO(イノー)という会社の商品です。
どの型番かは正確に分かりませんが、ベースで、23,430円、上に載せるラックで35,200円くらいの商品ですので、思ったよりも手の届きやすい商品でした。
ホイールとタイヤ
ノーマルのホイールはZグレード以上が切削加工のアルミホイールでしたが、こちらWR-V FIELD EXPLORER CONCEPT専用の15インチアルミホイールです。
タイヤサイズは前後同じで、195/80 R15サイズ。TOYOのOPEN COUNTRYを履いています。標準では17インチだったホイールを15インチと小さくして、厚いボリューム感のあるタイヤを履かせるという大胆カスタムです。
オフロード感がグッと高まります。
一方でタイヤの幅はそのままなので、フェンダーは純正と変わらずです。
リア周り
リアはテールゲートの中央部分にブラックのラッピングを施してブラックアウトしています。
一部分だけですが、ブラックの要素があると締まってカッコよく見えますね。
テールゲートスポイラーもラッピングにてブラックアウトしています。
また、エキパイも標準ではあまり存在感のないエキパイでしたが、ホンダ純正「TOUGH STYLE(タフスタイル)」のエキパイフィニッシャーをブラックにしたものが装着してありました。
バンパー部分は、「TOUGH STYLE(タフスタイル)」のリアロアガーニッシュをブラック塗装したものが装着されています。
市販化はまだ
ホンダ WR-V FIELD EXPLORER CONCEPTは注目を集めているコンセプトモデルですが、現時点では市販化に関する正式な発表はありません。
ホイールとタイヤに関しては、このままの仕様だとどうやらサスペンションが沈み切った時にフェンダーと干渉してしまうということで、さらなる詰めの設計やパーツの開発も必要のようです。
ですが、すでに純正アクセサリーとして出ている「TOUGH STYLE(タフスタイル)」の前後左右のバンパーガーニッシュをブラックアウトするだけで、このWR-V FIELD EXPLORER CONCEPTはほぼほぼ完成するでしょう。
あとはグリルの量産型発売を待つのみです。
SUVブームの中、最近は大きめのSUVはかなり高価格帯となってきました。
WR-V FIELD EXPLORER CONCEPTは、WR-Vという200万円台で買える車両にブラックカスタムを施すことでかなりカッコ良く見えることを証明したことは間違いありません。
まずはタフスタイルのブラックバージョンが出てくることを願いましょう。
皆さんの参考になれば幸いです。