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【現物写真】シビックRSの新型ウイング「テールゲートスポイラー」をチェック!

2024年にマイナーチェンジしたシビックと同時に発表された新型「テールゲートスポイラー(ウイングタイプ)」の実物を見てきました。

このウイングは、日常の速度域でも空力性能が体感できる「実効空力」を考えて開発されていますので、サーキット以外でもその効果を体感できるとのことです。

ウイング裏にはギザギザの形状(シェブロン形状)が見え、最先端の空力研究に基づいた形状をとっています。このテールゲートスポイラーの開発ムービーかYouTubeで公開されていますが、走行テストと、ミリ単位でウイングの厚みや形状を調整して開発されたことがわかります。

開発ムービーは短い映像ですが走行シーンも豊富で、ウイング装着車が凸凹の強い荒れた路面を高速で走っても跳ねきらず安定し、ウイングのダウンフォースが効いている様子を見ることができます。

このウイングは、決してコンピューターの計算だけではない、技術者たちの手作業も合わさった汗と涙の結晶であることがわかります。

今回はこのテールゲートスポイラーの形状をじっくりと見ていきましょう。

マイナーチェンジ前の車両・ウイングにも取り付け可能

こちらはマイナチェンジ後のシビック専用かと思いきや、マイナーチェンジ前のシビック(ガソリン車)2021年9月発売 型式FL1-100/110/120とCIVICのe:HEV車:2022年7月発売 型式FL4-100/110にも装備することができます。

そして、マイナーチェンジ前に発売されていたテールゲートスポイラーもウイングの部分のみを新型のものに交換できるパーツも発売されます。

今回新発売のテールゲートスポイラーは空力特性がすごいと話題ですので、、旧式のテールゲートスポイラーをお持ちの方は是非換装していただきたいですね。

交換ができる形にしたということはホンダさんもかなり力が入っている証拠でしょう。

発売日・価格

テールゲートスポイラーの発売日は2024年の11月中旬。

旧式ウイングの「主翼交換キット」は2024年10月に受注開始で、発売は2025年2月予定です。

価格は68,200円(税込)です。

形状をじっくりと見る

ウイングを見てきましょう。

ウイングの下から覗き込むように見ると、この新型テールゲートスポイラーの特徴である鋸刃(シェブロン)形状が見えます。

この歯のようなギザギザがあります。

このギザギザの斜めの部分を空気が通ることで、この部分に小さな縦の渦ができます。

このギザギザが無いと単純に車体の後ろに大きな渦ができ、大きな車体変動となるところを、このシェブロン形状がその渦を細かく砕いてくれるので、その一つ一つが小さな渦となり、変動する力も小さくなるので、乱流を軽減し、車体の安定性が高まるとのことです。

サイドまでシェブロン形状がありますね。

ウイングのサイドには翼端板が付いています。

この翼単板はAピラーの角度に揃えられているようで、ハの字の形状になっています。

スポイラーの両端では、車体を横切る空気の流れがスポイラーから漏れ出し、乱流を引き起こすことがあります。翼端板はこれを防ぎ、乱流を抑える役割を果たします。結果として、車のダウンフォース(下向きの力)がより効率的に発生します。

ウイングがあればさらにかっこいい!

いかがでしたでしょうか。

テールゲートスポイラーは見た目が派手ですので、カスタムした感が出てかっこいいですね。

斜め前から見ても、横から見てもウイングがうまくシビックのデザインに調和して絶妙なバランスを出しています。

このテールゲートスポイラーはただのウイングではなく、シェブロン形状のような複雑な形状を持たせることで空力性能にもこだわり、何度もテストをした上で納得のいく状態で製品化した汗と涙の集大成の商品となっています。

普通このようなウイングというのはサーキットで高速域でしか効果を体感できないと言われ、大体はドレスアップパーツとして扱われがちですが、サーキットだけではない、普段の速度域でもその効果が体感できる「実効空力」にもこだわったホンダのこだわりが見えるパーツです。

皆さんの参考になれば幸いです。

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